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PFEが開発する大規模言語モデルPLaMo β版の無料トライアルの申込受付を開始

商用版PLaMo 1.0 Primeを今秋発売予定

2024.08.07

追記
PLaMo β版トライアルのご利用申し込みおよび参加者ログインはこちら:
https://plamo.preferredai.jp/

株式会社Preferred Networks(本社:東京都千代田区、代表取締役 最高経営責任者:西川徹、以下、PFN)は、子会社の株式会社Preferred Elements(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:岡野原大輔、以下、PFE)が開発する大規模言語モデルPLaMo™(プラモ)β版のトライアルAPIの利用申込みを本日から受付開始します。本APIはアカウントの発行後、期間限定で無料で利用することができます。PLaMoは今後、トライアルの検証結果をふまえた改善や追加学習などを実施し、商用版のPLaMo 1.0 Prime(プライム)として今秋に発売予定です。

PFEは、日本の生成AI基盤モデル開発力向上を目指す政策GENIAC*1で、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が実施する「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業/ポスト5G情報通信システムの開発」において、1000億パラメータのマルチモーダル基盤モデルPLaMo-100Bの開発を行っています。既存モデルをベースに用いず、事前学習で合計2兆トークンの日本語と英語のテキストデータを学習させてフルスクラッチ開発したPLaMo-100Bは、日本語性能を評価する標準的なベンチマークJaster 0-shotおよび4-shots*2において、国内外の主要な大規模言語モデル(LLM)を超える高い日本語性能を示しています。

PLaMo-100Bは8月5日時点の社内評価数値(その他はGENIAC内での評価数値)

PLaMo-100B開発の詳細はブログをご覧ください。
1,000億パラメータの独自LLM「PLaMo-100B」の事後学習が完了 

今回の無料トライアルでは、PFEがPLaMo-100Bをベースに指示学習やモデルマージを行い、日本語・英語の文章生成能力をさらに強化したPLaMo β版を法人・個人問わず期間限定で提供します。どなたでも簡単に利用できるので、チャット形式による日本語の対話や、アプリ開発のバックエンドへの導入をお試しいただけます。

PLaMo β版トライアルAPIの概要

  • 申込方法:専用フォームからお申込みください(アカウントは2024年8月9日以降に順次発行予定です)
  • 利用期間:アカウント発行後~2024年10月を予定(日程の詳細は別途お知らせします)
  • 利用料金:無料
  • 利用用途:商用利用可
  • https://www.preferred.jp/ja/projects/generative-ai/#features

    PLaMo β版 無料トライアルサイト画面

PFNグループでは、今秋のPLaMo 1.0 Primeの提供開始に向け、製造業、素材産業、医療、金融、自治体などを中心に各分野特有の専門性を持つLLMとして、PLaMoの機能強化と安全性の検証を行います。また、PFNが生成AIを活用してチャットボットや文書生成などの特定用途向けパッケージ製品群として提供するPreferredAIとの連携や、外部ベンダーのAIサービスのバックエンドとしての提供も進めています。

*1 GENIAC(Generative AI Accelerator Challenge):経済産業省および国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が、日本の基盤モデル開発力向上を目指して実施するプロジェクト

*2 Jaster(ジェーアスター):日本語性能を評価する標準ベンチマークで、GENIAC特有のカテゴリセット(NLI, QA, RC, MC, MR, FAの6カテゴリ)で評価されています。GENIACでは、Weights & Biases社のllm-leaderboard/g-leaderboard で主な基盤モデルをベンチマーク評価しています。評価スコアは、ベンチマークテストに全問正解すると1点満点となります。

大規模言語モデルPLaMoについて

PLaMo(プラモ)は、Preferred Networksグループが独自に開発する大規模言語モデルです。GENIACプロジェクトにおいて2024年2月から8月までの期間に、海外で開発された既存のLLMをベースに使用することなく、全く新規に事前学習から始める1000億パラメータのマルチモーダル基盤モデルPLaMo-100Bの開発をPFEが行い、GENIACでの開発成果として、パラメータの重み 、学習課題、ノウハウなどを、GENIAC採択事業者コミュニティや講演などを通じて公開します。PFNは、このPLaMo-100Bをベースにした法人向け商用版の大規模言語モデルPLaMo 1.0 Primeを今秋に提供する予定です。

株式会社Preferred Networksについて https://www.preferred.jp/ja/

株式会社Preferred Networksは、生成AI・基盤モデルからスーパーコンピュータ、チップまで、AI技術のバリューチェーンを垂直統合することで、ソフトウェアとハードウェアを高度に融合したソリューション・製品を開発し、様々な産業領域で事業化しています。2014年3月に創業。2020年、2021年に独自開発のAIプロセッサーMN-Core™を搭載したPFNのスーパーコンピュータMN-3が電力効率(Green500ランキング)世界1位を3度獲得。

株式会社Preferred Elementsについて https://www.pelements.jp/

生成AIをはじめとするAI技術の実用化を進める株式会社Preferred Networks(PFN)の子会社として2023年11月に創業。PFNグループが蓄積した大規模分散学習や深層学習のノウハウを活用し、より大規模で日本語性能の高い大規模言語モデルや、テキスト、画像、音声、センサ値など様々な種類のデータを扱えるマルチモーダル基盤モデルの開発を行い、日本の産業の技術革新に貢献していきます。

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