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PFNのAIプロセッサーMN-Core 2が高性能チップの 国際学会Hot Chips 2024に採択

牧野淳一郎コンピュータアーキテクチャ担当CTOが講演

2024.08.23

Preferred Networks (PFN)の第2世代AIプロセッサーMN-Core™ 2 に関する論文が、高性能チップの国際学会 Hot Chips 2024に採択されました。Hot Chips 2024は米国のIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)主催で2024年8月25日(日)~27日(火)にスタンフォード大学とオンラインのハイブリッドで開催予定で、PFNからはコンピュータアーキテクチャ担当CTOで神戸大学特命教授の牧野淳一郎が8月27日に登壇予定です。

MN-Core 2を1基格納したサーバブレード
MN-Core 2を1基格納したサーバブレード

Hot Chips 2024講演概要

日時: 8月27日(火)16:15-18:15(Advance ProgramのHigh-Performance Processors Part 3セッション)
会場: Memorial Auditorium, Stanford University およびオンライン
講演者: 株式会社Preferred Networks コンピュータアーキテクチャ担当CTO 牧野淳一郎
タイトル: MN-Core 2: Second-generation processor of MN-Core architecture for AI and general-purpose HPC applications(MN-Core 2: AIと汎用HPCアプリケーションのためのMN-Coreアーキテクチャ第2世代プロセッサー)
講演概要: PFN は神戸大学と共同で、深層学習に特化した独自アーキテクチャのプロセッサーMN-Coreシリーズの開発を進めている。第一世代 は「Green500」で3度世界首位を獲得するなど高い電力あたり性能を示した。第2世代のMN-Core 2では、この電力あたり性能を維持しつつ、チップサイズを1/5以下に小さくすることに成功し、面積あたりの計算能力を上げたことで量産コストの低下を実現した。実機の性能評価では、MN-Core 2 は機械学習、ハイパフォーマンスコンピューティングの両方で高い性能を示した。PFNではさらに後継機の開発も進めている。
登録: 来場および聴講には事前登録(有料)が必要です。https://hotchipssymposium.regfox.com/hot-chips-2024 

MN-Core™シリーズについて

MN-Coreシリーズは、深層学習の特徴である「行列演算」に最適化した専用プロセッサーで、PFNが神戸大学と共同開発しました。ハードウェアの演算器数を最大化するため、ネットワーク制御回路やキャッシュコントローラ、命令スケジューラなどの機能を内包せず、コンパイラにその機能を持たせて最小限の機能に特化することで、コストを抑えながら、深層学習における実効性能を高めています。MN-Coreを搭載して2020年に稼働したPFNのスーパーコンピュータMN-3は、2020年6月から2021年11月までに、スーパーコンピュータの省電力性能ランキングGreen500で3度世界1位を獲得しています。後継機のMN-Core 2は2023年に稼働を開始し、2024年中にクラウドなどを通じて外部提供を開始する予定です。

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