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Preferred Networks Creative Project:MotionChainer、DesignChainerを開発。アニメーション映画『あした世界が終わるとしても』に技術提供
2018.12.20
株式会社Preferred Networks(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:西川徹、プリファードネットワークス、以下、PFN)は、深層学習技術の実世界への応用を目指し、PFN Creative Projectとして、2019年1月25日公開のオリジナル劇場長編アニメーション映画『あした世界が終わるとしても』の製作委員会に参画しています。本作品の制作にあたり、PFNは深層学習技術を活用したソフトウェアDesignChainer™(デザイン・チェイナー)とMotionChainer™(モーション・チェイナー)を開発し、技術提供しました。
- DesignChainerについて
デザインワークには様々な手法があり、抽象化もその1つです。DesignChainerは、深層学習により入力画像を再解釈し、抽象化します。抽象的なベクトルや特徴量を抽出し、さらにそれを人間が操作、変更することで、抽象化の度合を変化させ、入力画像と異なる表現に再構成することが可能です。今回、作品に登場するキャラクター『アルマティック』のデザインに活用されています。
©あした世界が終わるとしても
(左)アルマティックの頭部のデザイン画 (右)ニューラルネットワークによる抽象化
- MotionChainerについて
大勢の人々の動き(モーション)を生成する仕組みを群衆システムと呼びます。アニメーションの中で、群衆が動くシーンを作成するには、これまで膨大な工数が必要でした。MotionChainerは、深層学習を用いることにより、1人1人の人物の動きをプログラムに記述しなくても自然な群衆の動きを自動生成することが可能です。
このシステムを使うことで、1000体超の人物のモーションを簡単に生成することができます。
PFNは今後もイラスト、マンガ、アニメーション等のクリエイティブ分野に深層学習技術を積極的に応用し、クリエイティブ分野の技術革新を進めていきます。
- 関連リンク
Preferred Networks Creative Project https://projects.preferred.jp/creative/ashitasekaiga
映画『あした世界が終わるとしても』 https://ashitasekaiga.jp/
* DesignChainer™およびMotionChainer™は、株式会社Preferred Networksの日本国またはその他の国における商標または登録商標です。